最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
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ブラックボックスを開けたい ラジオ編 Vol3
原始的ラジオは電源が必要ないことと、確実に聞こえること、あり合わせの部品を工夫して入手できるので、体験することが、サバイバル・スキルとなるはずです。楽しそうでしょう?順番にやっつけていきましょう。
ラジオも例の物騒な模型飛行機同様、全機能を備えなくてはならないというものではなく、優先順位があり、省略不能な物を省略して動作させることは不可能ですが、省略できる部分もあるのです。ラジオの構造を思いっきり簡単に説明すると、次の通りです。
①電波(高周波電磁波:レディオ)を金属に直交通過させ、電磁誘導により高周波信号電力を得る。つまり、部品名はアンテナ。必需部品、かつ、構成部品。
②微弱な高周波電力を十分な大きさに増幅する。1回目高周波増幅回路。「ブースター」がこれにあたる。特定周波数を増幅するにではなく、アンテナに誘導された全高周波を増幅する。絶対必要であるとは言えない。
③放送局を選択する。チューニングのこと。同調回路(周波数弁別回路:原始的回路をタンク回路と言う)一部の独裁国家は固定式で、選択方式の製造を厳しく禁止しています。絶対必要であるとは言えない。
④2回目高周波増幅回路。選局した放送局の高周波だけを増幅する。絶対必要であるとは言えない。
⑤放送局スタジオなど、聞こえる音である可聴周波数に戻す。検波回路。絶対に必要。高級なラジオ(実用的市販ラジオ)は、同調回路が検波回路を兼ねる。スーパーヘテロダインラジオと言う。この場合は不要。
⑥可聴周波数(低周波:オーディオ)をスピーカーが鳴るレベルに増幅する。低周波増幅回路。絶対必要ではるとは言えない。
以上がラジオ内に組み込まれている電子回路の役目です。このように、役目毎に一つづつブロック単位で作るのが一般的です。このように作り方は、設計、修理がやりやすいことが長所です。
ところで、絶対必要としたのは、①のアンテナと⑤の検波回路だけでした。つまり、①と⑤を作るとラジオは聞こえるのです。
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