最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
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ブラックボックスを開けたい テレビ編 Vol6
私の作ったテレビのブラウン管は、ナンデヤネン共和国の電気街「日本橋」にある、ジャンク屋で入手しました。当時でもかなり古いシンクロスコープで、長さというか奥行が1m以上あり、丸型静電偏光式ブラウン管でした。ジャンクであった理由は、「古すぎるから」と「入力調整ポテンシオメータ」の劣化による作動不良でした。バリアブルレジスター(可変抵抗器)によりつくられたポテンシオメーターで、回転ツマミを微調節できるバーニヤダイヤルが付けられたものです。劣化状態は、いわゆる、「ガリオーム」状態でした。新しい直線型可変抵抗器に取り替えれば、バーニヤダイヤルは差し込み式ですからちょっとした修理で十分使用できるものでした。ただし、古い。また、この長さは特に、シンクロスコープの中でも大きな周波数測定範囲を扱うための長さです。微妙な信号で高速偏光ができるようにするためです。テレビ信号は、一般的なシンクロスコープで扱う周波数より高いのですが、これなら大丈夫です。ラッキーでした。しかし、「輝度」、つまり、電子銃からの電子量を変更させることはできませんでした。電子量を可変抵抗器のツマミを回すことで画面の明るさ調節ができるだけでしたから、映像信号のような高速変化には追随できません。
このような制限やらで私が作ったテレビは、深い緑の画面が「黒」を表現し、特に明るい時だけ、光る。と言う、コントラスト抜群、グレースケールなし。と言う画像です。しかも、円形の画面に2:3アスペクトの四角い画像を映し出すので、2インチしかありません。例の中学生が私に聞きたかったことは、多分、チャンネル調節でしょう。「スタガ同調」は止めて、ローパスフィルターとハイパスフィルターの2つのフィルターを通過した高周波を使用する原理です。したがって、音声の1.5Mhzは別のフィルターが必要ですし、フォスターシーリー型FM復調器を作らねばならないので費用がかさみます。そういう理由で音はでません。二つのフィルターを調節するのは大変に骨を折らねばなりません。なんせ、「計測器」ですから。
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