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最高級品はハンドメイド

趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。

2025/06/13 (Fri)

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2014/09/07 (Sun)

ブラックボックスを開けたい テレビ編 Vol5

マトリックス上に開けられたアパラチャーグリルを通過した電子ビームは上下左右に置かれた強力電磁コイルにより同期信号に従って、左右前後にビームが走査されます。インクジェットプリンターのヘッドみたいな感じです。
 これで白黒受信はOKです。カラーは、ソニー以外の電子銃は3本束ねられて後ろにあります。カラーバースト信号と言う特別な信号で、それぞれの色に対応する電子ビームが蛍光面に発射されます。遮蔽グリルは白黒と同じものですが、後ろに電子銃からはその穴を斜めに通過するので、各色の蛍光塗料に命中するしくみです。電子ビームに色が付いているのではなく、蛍光画面に、精密にその色に光るよう種類を分けて塗られているのです。各電子銃はその色の蛍光塗料に担当が振り分けられているのです。この仕組みは電子銃が点の位置からビームを発射するため、画面が、球面となります。ソニーは、電子銃を水平に並べ、グリルの穴も蛍光塗料も、スリットとしました。これでも、各電子銃は担当の色を狙い撃ちができます。画面は、円筒画面が使用でき、屋内の邪魔な光の映り込みが軽減されるなど、利点があり、特許です。「トリニトロン方式」と言います。
 ここまでで、ザクッと説明したことにより、アナログテレビがブラックボックスでなくなり、現代のテレビも少しは灰色となったと思います。
 さて私が作ったテレビは、「原始的テレビ」でした。もうお分かりとおもいますが、電子ビームの強さで明暗を表現していました。私の採用した静電式ブラウン管はその機能がありません。目的が計測器用だからです。もちろん、「輝度」調整は可能ですが、受信信号に合わせて高速で変化できるものではありません。つまり、「光る」か「光らないか」の2値だけです。蛍光面は白ですが、蛍光していないときは、「緑」でした。
 つまり、画像受信ではなく、テレビ電波の「測定」が正しいでしょう。でも、夏休みの宿題工作では、賞を頂きましたよ。その噂が例の中学生に知られた理由でしょうね。
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