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最高級品はハンドメイド

趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。

2025/06/14 (Sat)

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2014/09/04 (Thu)

ブラックボックスを開けたい テレビ編 Vol4

 船舶の音声通信は、人の会話が理解できる最低限の情報しか扱いません。人の聴覚は20Hzから20000Hz(20Khz)まで聞こえます。しかし、3Khzの帯域だけで十分会話が聞き取れるので、この帯域分だけの通信が許可されています。AMラジオ放送は、9Khzです。ですから、となりの放送は最低9Khz離れています。ちょっとした薀蓄です。自動チューニングが増えてきましたので、一度受信周波数をご覧ください。どの放送局も全て、9の倍数になっていますよ。
 テレビは、画像を高速で検出しているので、信号は4500Khz(4.5Mhz)の帯域幅を使用していました。音声部分は、ラジオ放送より、美しい音を放送するため、FM変調方式で1500Khz(1.5Mhz)充てました。トータル1つの放送に割り当てた帯域幅は6Mhzです。無駄遣いというよりも、当局は、人類にコンテンツを放送することに対し潤沢な電波資源を充てることを選択したのです。
 受信側は、ラジオと違って、特別な工夫が必要です。AMラジオの中波放送は500Khz以上から1700Khzの帯域に数十の放送局を詰め込めましたが、テレビ放送はそうはいきません。信号自体が、ラジオで使用する電波より周波数が高いので、VHF(極超短波帯)以上の電波に信号を乗せなくてはなりませんし、鉱石ラジオなどの原始的なチューニングでは、全信号分の電波を受け取ることができません。そこで、複数のチューナーを合体させたような、太い帯域の電波を受信できる仕組みが考えだされました。「スタガ同調」と言う仕組みです。放送電波から映像信号と音声信号を分離し、片方は、FMラジオと同じ方法で音声を再生します。画像は、同期信号を利用して、ブラウン管(画像用真空管)の奥に付けられた「電子銃」から電子ビームをブラウン管画面に塗られた蛍光塗料に当てて光らせます。蛍光面の手前に「アパラチャーグリル」と言う、マトリックス分の穴が整然と空けられた遮蔽物があって、そこを通過した電子ビームが正確に光るべきところを光らせます。
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