最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
- 2025.06.10 [PR]
- 2014.08.07 ブラックボックスを開けたい ラジオ編 Vol13
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志向性の強いラジオは自動車には使えません。自動車は向きが一定ではありませんから、これでは困ります。ですから、自動車のラジオには、鞭型アンテナがついているのです。あのアンテナはAM用です。FM用はリヤ・ウインドウの電熱線が利用されている場合が多いです。
電流が通る導体の垂直面に磁力が発生することは小学校で習いました。また、磁力が電気を起こすことも習いました。思い出して頂きたいのは、その起こり方です。ここが重要です。磁力が電気を誘導するのは、一瞬だけです。電流に変化があったときのみ誘導します。つまり、スイッチのON、OFF時の時だけで、ONとしたら、その瞬間の誘導後電流が流れ続きていても誘導起電力はありません。アンテナで誘導された高周波電力は、方向が高速で入れ替わっているので、この高周波が電磁誘導を起こし、高速で極性が入れ変わる磁力線が生じます。この磁力線は、高速変化しているので、さらにそれ自体が2次的に誘導起電力を連続的に発生します。磁力線を効率よく得るよう、導体をコイル状に巻くことにより、同方向に幾重にも電線が重なるので、より強い磁力線を得ることができます。高周波電力により、高速変化する磁力線を作り、これにより、2次的に発生した誘導起電の方向は、その供給電力の妨げになる方向に発生するので、流入する電力と発生した電力が打ち消し合い、結果的に、高周波がコイルを通過しにくくなるのです。「電気の周波数が高くなるほど、コイルを通過しにくくなる。」です。
コイルと全く逆の性質の電子部品があります。コンデンサーと言い。小型のバッテリーと理解されてよいでしょう。これは、電圧をかけると、充電のために電流が流れますが、充電が完了すると、流れが止まります。次に、逆の電圧をかけると、放電が起こり電流が流れます。コンデンサーは周波数の低い電気であれば、充電が完了しても電気の極性変化が起こらなければ、流れにくいし、充電完了前に電気の極性が変化すれば、流れやすいのです。「電気の周波数が低い程コンデンサーを通過しにくくなる。」