最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
- 2025.06.10 [PR]
- 2014.08.11 ブラックボックスを開けたい ラジオ編 Vol14
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コイルとコンデンサーが電気の周波数によって、流れやすくかったり、流れにくかったりする特性は利用できそうな気がします。高周波電流を高い方から詰めていき、同時に低い方からも詰める。そうすると、中間に当たる流れやすい特定の周波数を通過させられるのではないでしょうか。チューナーが作れそうですし、周波数に同調したアンテナの長さを電気的に調節できそうです。チューナーとは、「バンドパスフィルター。」のことです。特定周波数のみを通過させる電子回路です。
アンテナが周波数により最適の長さがあっても、周波数で分割している放送局の数分のアンテナを用意できません。せめて、少し前のアナログ放送時代のように、VHF用とUHV用、そして、BSのパラボラアンテナが限度でしょう。つまり、ラジオの中にアンテナの長さを電気的に変更するような電子回路を設けなくては、実用に供し得ません。それと、さらに、受信したい周波数のみを効率よく通すチューナーを調節するためのダイヤルで選局します。こうして、一つのアンテナで、放送を選ぶことができるのです。アンテナを長くしたように働くように設けた電子部品を、「延長コイル」と言い、短くさせるものを、「短絡コンデンサー」と言います。このアンテナ調節とチューナーは原理が同じなので、一つの電子回路を兼用することができます。これで小型化できるのです。AMラジオに入っている「コア・アンテナ」という部品は、焼きなましされた鉄心にコイルを巻いたもので、これによりアンテナを極端に短くできるのです。例えば、600Khzの放送があったとしたら、1λは、
300000000m÷600000hz=500mで、アンテナは125mとなります。自動車のアンテナは、別の方法で、無志向性アンテナで短くなるよう工夫されています。
このコア・アンテナは可変コンデンサーと組み合わせて、このコンデンサーを回して容量を変化させることにより、選局します。