最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
- 2025.06.09 [PR]
- 2014.07.07 ペーパークラフト vol4
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昆虫の実寸バージョンと、メーカーバージョンそれぞれをやっつけた後、愛妻が「これもらってもいい?」と実寸大の虫6匹を欲しいと言い出しました。夫婦なのに、非常に不自然を感じ、まさか、あまりにもリアルで嫌になって、潰したいのかなと思い、すぐに、いいよ。とは言えませんでした。もじもじしていると、「殺さない。人にあげたいの。」と言うことでした。どういうことかを聞くと、時々、息子と遊びたいため、我が家を訪ねて来る子にあげたいとのことです。その子は、母子家庭だそうで、虫ブームだったこともあり、フィギュアを欲しがっていたので、今度来たら、上げる。と言うことでした。私が留守中に、袋に入れてあげたと聞きました。その日の夜。その子の母親から電話があって、大変に喜んでくださって、とてもいい気分になりました。
虫と戦っている間に1年ほど過ぎました。久しぶりに、YAMAHAを尋ねたら、物凄いのがあって、直ちにペーパーを買いに走りました。大量に印刷せねばなりません。作るのは、1台。「超精密ペーパークラフト」。現在は2種類になっています。当時は全パーツを揃えることはできませんでした。逐次、増やしていくとのことでした。しかし、戦いのペースを上げても次のリリースに間に合わないのです。結局、全て印刷して、書棚に保管し、作り続けました。ほぼ毎日、帰宅すると取り掛かりましたが、エンジン完成だけで優に一か月を費やし、全体の完成は1年程かかりました。全然楽しくない。もう作りたくありません。修行でしてね。出来上がると、私はもちろん、家族のだれもそれに触れようとはしませんでした。余りにも緻密で、どう見ても、紙であるとは信じがたいのです。手前味噌ですが、メーカーサイトのよりリアルです。虫のときもやってように、紙の断面も着色しましたから、一切の継ぎ目が見えないのです。さて、どうするか。
大抵のご家庭では、玄関下駄箱の上には、品のいい置物や、季節の鉢植えなどを置いていらっしゃると思います。我が家もそうです。このバイクの行き場所は明らかにそこしかありません。下駄箱の上の物を全て撤去し、そこへ収まりました。今はもうありません。蜘蛛の巣にやられました。
web物はwebでした。