最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
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革 vol1
段消し編みの魔法のカラクリが理解できたら、いよいよハギです。徹底的にループでやると、ハギの継ぎ目は袖と胴体と肩だけです。リターンでしたら、胴体の左右に前身頃と後身頃のつなぎ目ができます。
出来上がりました。嬉しいですね。アドバイスとして、前にも触れましたが、プレゼントなら、ご家族の範囲に収めた方がいいですね。彼氏には結婚してから差し上げればいいでしょう。
20年程前に、極細で、総変則ゴム編みのアーミーセーターを編んだことがあります。特徴は、右胸と両肩にスエードが張り付いています。由来は、ライフル銃を構えたときの銃床尾が胸に当たることと、両肩は、背負いベルトの摩擦に対応するためです。つまり、軍隊用です。スマートで引き締まっているので、スポーティーな感じがカッコいいです。モスグリーンがアーミー。黒がネイビーです。市販のものは、スエードの部分が両方の胸に付いていて、本物の革スエードではありません。これを本革で作ったらカッコいいだろうな。と言うのが動機でした。もちろん、耐久性が本来の用途に要求されるので、内側の摩擦はない方がいいのです。だから、ハギがない、ループでやりました。
で、本革スエードの入手が、困難の極みでした。糸と同色がないのです。黒ならあるのですが。やっと見つけたのが、広島県のハンドメイド専門大型量販店でした。今なら、ネットですぐに入手できそうです。
この時、初めて手芸用素材の革を見ました。やってみたい!何を作りたいかも決まっていません。ただ、その時は手芸のカテにレザークラフトなるものがある。と言うことを知って、好奇心爆発が起こったのです。その日知ったことは、レザークラフトの種類です。ザクッと、2種類。「クローム鞣し革」と「タンニン鞣し革」。前者は、柔らかく、塗装もしっかり完了している物です。後者はヌメ革とも言い、塗装なしで、手垢などで時を付けて楽しむのと、塗装して、耐久性を持たせる物があります。さらに、分け方として、「縫い技法」に重きを置くものと、「表面加工技法」に重きを置くもの。革で作った物も、セーター同様、インテリアとしてでなく身に着けて使うものが多いので、日常で見せびらかせる快感があるのです。
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