最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
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ブラックボックスを開けたい ラジオ編 Vol5
一方方向へしか電流が流れない性質を利用して、アンテナに誘導された高周波電力の正、もしくは負側一方のみを通過させることにより「検波」ができます。この電気の一方通行を実現するために作られた真空管を「2極真空管」といい、エジソンが発明しました。導体に電気が流れることにより発生する熱をジュール熱といいます。大量に流すと、その発熱で、導体が溶けるほど加熱されます。このとき、同時にその導体の周りに、モヤっと、「熱電子」が発生します。これを真空中で行うと金属が酸化しないし、効率よく熱電子が発生するのですが、この近くにプレート状の金属板を設け、その金属に+の電圧をかけると、電子はマイナスの電荷ですから、そのプレートへ引き寄せられます。つまり、電子が真空管内で流れるのです。電子は+へ流れているので、理科で習った、電気は+から-へ流れる。と逆です。この現象は電気理論が考案された後に発見されたので、無視し、計算上の変更はしていません。だから、「電流は電子流の逆である。」とこじつけられてしまいました。横道に逸れたので、戻します。
ラジオに絶対必要な「検波回路」をこれで作るのです。それとアンテナ。クリスタルイヤホン。その他の電子回路、電子部品は一切省略です。「ない」ものを電気数学で計算し、求める必要はありません。
さて、本当にここからラジオを作りましょう。作るラジオはもっとも簡単に作ることのできるラジオです。「簡単に作る。」であって、「単純な」ではありません。原始的順から「塹壕ラジオ」、「鉱石ラジオ」、「ゲルマラジオ」となりますが、作りやすさからはこの逆順となります。難しくなる理由は、単純すぎて、物理的に不安定なのです。
以前、ラジオの構成回路一覧を示しました。①のアンテナと⑤の検波回路は絶対に必要です。イヤホンはクリスタルイヤホンを使用したいのですが、入手できないようです。外見、全く同じイヤホンに「セラミックイヤホン」があり、これは今でも数百円で入手できます。ネット通販が便利です。
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