最高級品はハンドメイド
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- 2014.12.25 今時のトロピカル国道事情 vol2
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日本の国道は毎年計画的に作ったり、登録(管理替え)したりしているのではありません。不定期にまとめて新規に国道となります。概ね、10年に一回程度のペースでした。ところが、1993年以降、新しい国道は登録されていません。一番新しい国道がトロピカル地方にあります。「国道507号線」がそれです。国内で一番大きな数字が付いた国道です。ちなみに大きな数字ベスト3は全部トロピカル地方です。
正確には、固有名詞として、一番大きな数字は「国道508号線」です。でも、これは道路ではありません。ユニットシンガーグループの「ビギン」の曲に「国道508号線」があります。いい曲です。楽しいし。
みなさん、心配でしょう。アベノミクスが次の道路を企図したら、ビギンさんたちは困らないのか。ということですが、どうやら、近々には心配無用なようです。つまり、日本の道路事情、国政状況から考えて、もう国が新規に管理せねばならない道路は有り得ないらしいのです。よほどなにか画期的な事象が起こらない限りお終いということです。東京オリンピックを睨んで。というのもないようだし、選挙立候補に際しての公約とかもありませんでした。行政の多くの部分を中央から地方自治へシフトする方針の昨今、国が地方の道路を「格上げ」と称して、地方にばらまくお金はないのです。やるなら、キャッシュで納得してもらって、「県道の維持費」に充ててもらいたい。その方が格好がいいからです。そういう目先を持って楽曲にネーミングしたビギンさんたちは、エライですね。参議院か地方選あたりでタレントギインで活躍してくださらないかしら。
もう一つ、507より大きくならないであろう根拠があります。実は、国道の番号は大量に欠番が存在します。三桁道路では珍しい一桁道路並みの規模となった「にーよんろく」までの数字にたくさんまとまって欠番があります。たとえば、「帝都○号線」とかあって、その番号と重複しないよう、欠番を作っています。もう欠番の必要はないので、この番号を埋めるらしいです。ちなみに、国道507号線は「県道76号線」でした。
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