最高級品はハンドメイド
趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。
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レザークラフトの大きな分類を2×2の4つ紹介できました。それぞれ楽しみがあります。私はインストラクターではありませんから、楽しさの紹介に重きを置きます。つまり、特徴です。皆様に興味を惹いて頂いて、初めてみようかなと思われるようにそれぞれの魅力をお話します。一つづつやっつけますが、順番は私の好みとご理解頂いて問題ありません。
カービング。
革に彫刻を施します。処理は見た目で分けることができます。素材となる革は、タンニン鞣し革で、手芸用は無塗装です。殆ど牛です。馬もありますが高価ですから、多分、手芸対象ではないと思います。部位により特徴の違いが著しく、使い方次第で長所、短所となります。特に、カービングでは、このへんが魅力の大きなところです。作りたい物で部位を選択することができます。牛ですから左右対称ですので、半身単位で購入すると、いろいろ楽しむことができるので、商目的でない私たちにはお得です。また、人為処理が少ない分も、リーズナブルである理由です。最高級部位は、サドル。腰の部分です。殆ど水平方向の変形はありません。逆に、水平方向変形が著しいのは腹です。水平方向とは、面積の伸縮のことで、一般に腹は柔らかい特性から、延びるけれども、カービングのような垂直方向への変形は期待薄です。サドルはその逆で、殆ど伸びないので、正確な寸法を必要としたり、深い重厚なカービングに適します。これが、サドルが高価である理由です。しかし、私は、腹にも可能性的興味があります。安価ですし、初心者はこちらからでしょうか。ある程度の日常的変形を求めるような、バッグや財布等ならこちらです。サドルを使用した見事なカービングのウォーレットを見かけます。現実的には、かさばることから観用的趣向が大きいです。ベルトは変形することを避けなければならないのでサドルが使用される代表的なものです。誇らしげに見事なカービングが施されたベルト。カービングの真骨頂です。使う側、使われる側が「腰」で一致していることも納得ですね。
前述しましたとおり、順番は私の嗜好ですから、紙面をカービングのお話に多くさきたいと思います。