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最高級品はハンドメイド

趣味の範囲を超えて没頭した数々のハンドメイド作品。そのジャンルも幅広いものに・・・やはり、どんなに高級なモノよりも愛着の湧く所謂『手作り』作品たち。『妥協する位なら作らない』という信念の元、どれも製品としての役目をしっかりと果たしております。その自慢も兼ねたハンドメイドのオススメブログです。

カテゴリー「万博時代」の記事一覧

2025/06/10 (Tue)

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 何が何でも模型飛行機を飛ばしたい。操縦したい。無線操縦装置には手がでない。等の妥協点がこのような物騒な物を生み出したようです。「Uコン」とは、フラップのみを操縦する本物エンジン付き航空機模型です。ラダー、エレベーター、エルロンは省略です。つまり、離陸、飛行、着陸しかできず、水平方向を変更することを放棄した模型飛行機です。それでも飛ばせることができたのは、偉大な発明によります。なんと、ワイヤーで、手につながったままなのです。どういうことかと言うと、人間は、フィギュアスケーターみたいに回転するのです。でも、目が廻ることはありません。

理由は2つあって、そもそも、必死に愛機を見つめているので、視界が回っていることは無視できるのです。もう一つは、疲れたら、宙返り、いわゆるハーフをやって背面飛行を行えば、逆回転できるのです。物凄いリモコンです。そもそも、Uコンの存在理由が、ビンボーなのに飛行機を操縦したいという途方もない欲求から生まれているので、削れるところは徹底的に削った影響で、消音装置のない(リッチ少年はマフラーを付けられた。)掟破りのエンジンが爆発的パワーでプロペラを回しているのですから、近所迷惑甚だしいものはありません。

子供の私は、その音を聞いたら、飛んで出ていきました。バリバリバリと言うか、劈くエグゾーストノートです。いくら削っても、エンジンは高価でした。だから、ガキンチョの私は見るだけです。オニイさん(多分、頭はイイけど不良中学生)だったでしょうか。幾ら何でもエンジンを自作と言うわけにはいきませんから、オニイさんの話を聞いては、羨望の眼差しで、フライトを見ていました。子供であったけれど、そんなことをしてまで、エンジンが必要なのか。と言う理由は考え付きました。機体を浮かせられる揚力を得るには、パワーユニットとエネルギーユニットのトータルが小さくなくてはならない。マブチモーターではパワーが足りないし、巨大出力を得ようとしたら、乾電池が重すぎる。こういう理由でエンジンなんだな。と一人で納得していましたが、大人がいつまでも許しておくはずがありません。そこは、ナンデヤネン共和国の首都ど真ん中ですから。

 

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